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QE2とノルウェー



 今や22万トンというとてつもない客船が建造されようというご時世。急速なクルーズマーケットの成長にあわせて、毎年のように世界最大の記録は塗り替えられてきました。かつて1990年の前半ぐらいまでのおおよそ30年間、世界最大の称号を競ったのがQE2とノルウェーでした。ノルウェーはフレンチラインのフランスとして建造され、英国キュナードのQE2とともに大西洋横断航路として華々しくデビューしました。
やがて、航空機の時代がやってきて、移動の手段としての船の役割は終焉を向かえ、QE2は世界一周、英国基点など、レジャー的要素を強め、ノルウェーはカリブ海クルーズの老舗、ノルウェージャンカリビアンライン(現在のNCL)に移籍、ノルウェーとしてマイアミ発のカリブ海クルーズに転身しました。
QE2は、2008年の引退まで何度も日本を訪れてくれました。初めて横浜で見たとき、その大きさ、美しさにとても驚き、感動しました。
しかし、ノルウェーはカリブ海クルーズ専用船として生まれ変わり、パナマ運河を通過できない物理的な問題もあって、日本はおろか、アメリカ西海岸にさえもお目見えすることはありませんでした。
 そんな経緯もあってか、私自身はどちらかといえばノルウェーに対する思いが強くなりました。
2000年の夏、カリブ海クルーズへ行ける日がやってきました。とある土曜日、マイアミからは数隻の出港スケジュールがありましたが、迷わずノルウェーを選びました。老練なるノルウェーは見たこともない美しいカリブ海の島々へ誘ってくれました。
数年後、ノルウェーは様々な事情から余儀なく引退を迎えたのですが、いつまでも走り続けてくれるであろうと勝手に思っていたQE2も2008年引退を発表。かけこみで最後の大西洋横断に乗船することとなりました。
 QE2のフェアウェルクルーズ、それは華やかなものでした。サウザンプトンからニューヨークまでの7日間、クイーンメリー2との併走は夢物語のよう、その折り返しのサウザンプトン行きは、ニューヨーク出港の際、ブルックリンのターミナルを離れたQM2がハドソンリバーを北上してQE2を迎えに行き、方向転換して待機、QE2を先にやり、両船が大西洋へと出てゆく感動のシーン。上空にはたくさんのヘリが飛び、多くのニューヨーク市民が見送る中での出港。QE2は最後までスターであり続けました。
90年代後半、時代は10万トンオーバーの時代に突入。しかし、カーニバルデスティニーが、グランドプリンセスが、ボイジャーオブザシーズが世界最大の記録を塗り替えようとも、ノルウェーとQE2は私の中の永遠のNO1,NO2なのです。



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