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■乗船記


憧れのラグジュアリー船ポールゴーギャンの旅


この旅行の全体スケジュール
日時 寄港地
1月23日(土)

船内新聞
16:35 成田発 エアタヒチ77便で出発
08:45 パペーテ到着
飛行機であまり眠れなかったので港付近のホテルでデイユースを見つける。
14:00頃 歩いて港へ、そしてポールゴーギャンへ乗船
夜 パペーテ(タヒチ島)を出港
1月24日(日)

船内新聞
フアヒネ島 寄港
船のキャビンがとても居心地がよく、午前中はゆったりと過ごす。
ランチの後、テンダーボートで上陸。街へ向かうシャトルバスに乗る。車のサスペンションが固くお尻が痛くなる。
街に到着も何もない。だけど1件だけお土産屋さんが開いていた。子供たちが元気よくザブーンと海に飛び込むのが印象的。
1月25日(月)

船内新聞
タハア島(モトゥ・マハナ)寄港
ポールゴーギャンはラグーンの中に入って錨泊。
テンダーボートでプライベートアイランド、モトゥ・マハナへ。
各国の船客といっしょにバーベキュー&ビールを堪能(無料)、
食後はカヌーで超透明な海を満喫。
1月26日(火)

船内新聞
ボラボラ島寄港
寄港地観光「ル・トラックでのボラボラ島」に参加、地元のパレオ工房や、地元の有名なレストランBLOODY MARYでマンゴジュースを飲んだり、車窓からの美しい景色を楽しんだり。
1月27日(水)

船内新聞
ボラボラ島寄港
寄港地観光「エイのバレエとシュノーケリング」に参加。
港から小さなボートで沖合の浅瀬へ。そこでエイやサメと泳げる。エイにエサをあげたりさわったり、すごく感動!! そのごボートは澄み切ったコーラルガーデンへ。ここは深さがあり海の中が立体的なので、シュノーケリングが一段と楽しい。小さな魚が無数に近づいてくる。信じられないほどの美しさ。
1月28日(木)

船内新聞
モーレア島寄港
寄港地観光「ビーチでの1日」に参加
超デラックスリゾートホテル、インターコンチネンタル・モーレアでのんびりと過ごす。モダンなプールで泳いだり、ツアーに含まれるランチとワインを楽しむ。マグロとマンゴのタルタルなどフレンチポリネシアの食を堪能。いい休日だった。
1月28日(金)

船内新聞
モーレア島 を夕方出港、プールサイドに全船客が集まりビールパーティー、そしてル・ゴギンスの華やかなダンスで大盛り上がり。美しい夕景の中、パペーテへ入港。
パペーテ(タヒチ島)
1月30日(土)

船内新聞
パペーテ(タヒチ島)
ゆっくりと朝食をいただいてから下船。
パペーテのホテルに宿泊。
和食が恋しくなり日本料理店FUJIで昼食をいただく。
1月31日(日)

船内新聞
6:50 パペーテ発 エアタヒチ78便で帰路へ
チェックインのため、2時間前の4:50に空港へ着いたがすでに長蛇の列で、搭乗できたのは出発時間ぎりぎり。あと30分早く到着すればこの長蛇の列を避けることができるらしい。
2月1日(月) 14:05 成田着 東京は肌寒く、あいにくの曇り空、タヒチが天国のように思えた。 

 
成田から週2便タヒチへの直行便が飛んでいる。土曜日の夕方に乗れば日付変更線をまたいでタヒチ島パペーテへ朝到着、同日で乗船することができる。
ポールゴーギャンという船。ほぼ毎週土曜日に出港し、フレンチポリネシア領の美しい島を1週間かけて巡るリゾートクルーズがある。長年憧れ続けた船、いつかこの船を紐解いてみたいと思っていた。
船客はヨーロッパや北米、南米、オーストラリアなど世界中から集まってくる。皆この船で過ごす1週間に大きな期待を寄せている。
1月は雨期にあたるが、連日雨が降るということはなく、午前中一度だけ短いスコールが通り抜ける程度でとても過ごしやすい。そして旅行代金もリーズナブルである。
パペーテの港から昼過ぎに乗船。案内されたバルコニー付キャビンは窓いっぱいに明るい陽射しが差し込んでくる。品のいいウッドパネルと白とベージュでまとめたインテリア、大きめのバスタブがあるバスルーム、十分な奥行きがあって快適なキャビンである。ウェルカムシャンペンとフルーツ、冷蔵庫には好みのドリンクが毎日補充される。
 
 早速船内を歩いてみる。19000トンというサイズは程よい大きさで1週間過ごすには十分な設備が備わっている。レストランが3か所、ピアノバーやショップ、スパ、プールなど、いわば動くリゾートホテルのよう。でもリゾートホテルは窓からの景色は変わらないが、船は寝ている間に次の島へと連れて行ってくれる。そして景色が移り変わる。タヒチの旅は、どんなデラックスホテルに1週間滞在するよりもポールゴーギャンに乗った方が絶対楽しいはず。
  ディナーが終わっても船はまだ出港せず、プールサイドでは音楽が流れる。夜になると心地いい涼しさになり、南の島は思いのほか星がきれいに見える。こんな風にこのクルーズはスローな感じで始まる。そこがとてもいい。
 翌朝、フアヒネに到着。プールサイドで「けっこう暑いなぁ。」と思っていたら重たい雲が近づいてきてスコールがさぁっとデッキを濡らしてゆく。それがちょうど打ち水のような感じで暑さを和らげてくれる。プールサイドのバーで大きめの生ビールを頼んで、難しくない本を読みながら午前中を過ごす。
 プールサイドのレストランでビュッフェランチをいただく。ワインを注いでもらい、キッシュやラタトゥイユをいただく。ふと思う。リゾート地なのに今まで行ったバリとかプーケットと何かが違うなぁ、と。たぶんフランス領ということが大きく違うのだと思う。
 午後、テンダーボートで島に降りてみた。街の中心まで行くというバスが停まっていたので乗ってみる。着いたところは特に何もない。しかも今日は日曜日なので子供たちが遊びまわっている。一見のみやげ物店に入る。特段欲しいものはない。何気ない過ごし方だが、後から旅を振り返った時、こういう何気ない時間をよく憶えていたりする。
 
 
 3日目、船は素晴らしい所へいざなってくれた。タハア島。その周りをリーフに囲まれていて、船はその内側に停泊、だから穏やかに過ごせる。そしてリーフの中の小さなプライベートアイランドで一日過ごす。それにしても海がほんとうに綺麗。どこまでも透き通っている。
足元を透明の小さな魚が泳ぎ、海底の白い砂にはたくさんのナマコがいる。ここではシュノーケルやカヤックを楽しみ、バーベキューランチを堪能。オープンエアの丸いテーブル、ドイツ人やアメリカ人船客、気が付けば10人ぐらいで談笑。スモールシップはこうして船内に友達が出来て、その後船で出会うと挨拶したり言葉を交わしたりして船旅がどんどん楽しくなってゆく。
 ポールゴーギャンの食事、アンガスビーフのシャトーブリアンなどけっこう贅沢だ。創作フレンチのディナーでは、鮪とフォアグラの前菜など斬新な料理が楽しめる。アルコール類はクルーズ料金に含まれるので気にせず注文できる。
ディナーの前はピアノバーに必ず行く。最近クルーズに行くとこの食前の時間がとても贅沢で大切なひとときだと思うようになった。好みのカクテルを作ってもらって、ゆったりとしたいい気分でディナーへと流れる時間、洋上でいちばん幸せな時間かもしれない。 

 

 
 ディナーの後はタヒチの文化や踊りを盛り込んだショーが毎晩おこなわれる。また時にはデッキで星座のレクチャーもあり、おかげで南十字星をしっかりと見ることができた。南十字星はホンモノとニセモノがある。ニセモノの方が明るく輝き、一瞬人目を惹く。ホンモノの南十字星はやや控えめな輝き。頭の中で人となりになぞらえてしまい、少しおかしくなった。
 次にボラボラ島に到着、ここではエイと泳げるシュノーケリングツアーに参加した。港から小船で沖合に行く。ここも素晴らしい透明度、腰までの深さしかない。すると平べったいエイがたくさん集まってくる。ついでにレモンシャークというサメもたくさん集まってくる。サメは触れることはできないがエイは触れることができ、なかなか愛嬌がある。少し小船で移動した次のポイントは深さが5mぐらいある。最初は足がつかないので怖いかと思ったが、海の中が立体的になり、いろんなサンゴ礁や魚があって、シュノーケリングでもすごく楽しい。あぁ、水中でも撮れるカメラを持ってくれば良かった!! 
 
ボラボラ島 寄港地観光「ル・トラックでのボラボラ島」
ギャレーツアー
 ボラボラ島でオーバーナイトしたポールゴーギャンは次のモーレア島を目指す。モーレア島にはインターコンチネンタル・モーレアがあり、ここで一日過ごすという贅沢なエクスカーションを選んだ。港からインターコンチネンタルへ小船で直接向かう。その途中、今世界一周クルーズを行っている2隻の船に出会った。日本は真冬のこの時期、ベストシーズンのタヒチに寄港、ここからニュージーランド、オーストラリアを経てアジアと西へ向かう。100日以上かけて世界を巡る。自分の人生は自分が好きなようにデザインすることができる。望めばこんな世界一周の船にも乗ることができる。つまり人生には無限の可能性があるということだ。
 インターコンチネンタル・モーレアのビーチサイドになだらかな傾斜の美しいデザインのプールがあり、ここでものんびりと過ごす。隣に座っておられた品のある女性は、先に見た世界一周の船からのゲストで、一人で乗船しているのだという。プールサイドのレストランでランチをいただく。鮪とアボカドをあえてライムジュースをかけた前菜、「鮪ってこんな食べ方があるのか!!」と驚いた。
 
 ホテルの敷地がとても広く、散策していると少し強めのスコール。しまった、デッキチェアに着てきた服を置きっぱなしだ。戻ってみるとびしょ濡れ。でも気にしない。太陽の日差しですぐに乾くから。
 モーレア島でオーバーナイトしたポールゴーギャンは夕刻出港、パペーテはすぐ近くだ。プールサイドでにぎやかなパーティーが行われ、たくさんの船客が集う。キャプテンのスピーチで、「またいつかここタヒチへいらしてください。我々はいつもここにいますから。」という言葉が印象的だった。
フェアウェルパーティー
 いつもはもう少し船のウンチクを書くのだが、このクルーズは寄港地や海がとても印象的で、その過ごし方について大半を書かせていただいた。しかし、ポールゴーギャンという船は19000トンというヒューマンサイズで、想像以上に心地いい船だった。この船がこの地でクルーズを展開するからこそ、タヒチへ行ってみようかと思わせるきっかけにもなる。
自身の中でまだ見ぬ行ってみたい場所、乗ったことのない憧れの船があることは、とても幸せなことだと思う。
 
夕暮れのパペーテへ入港
日本食が恋しくなったらここがおススメ。


  

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